初めて求人チラシなどの求人広告を出される企業様もいらっしゃるでしょう。求人広告は何を書いてもいいという訳ではありません。不特定多数の方が利用するので、法律で定められたルールに従わなければなりません。こちらでは、求人広告を出す際に守るべきルールをご紹介致します。
求人のキャッチフレーズに、「男性のご応募をお待ちしています」や「女性の方大歓迎」など性別を特定したフレーズは、男女雇用機会均等法で禁止されています。仕事内容も「営業マン」や「看護婦」などではなく「営業社員」や「看護師」と表記する必要があります。
しかし企業としては、本当に特定の性別の人材が欲しい状況もあるはずです。そのような場合は、「女性活躍中」などの表現や、沢山の女性従業員が写っている写真を一緒に掲載するなどの工夫をして、直接的に特定の性別を募集するという表現を使わないようにしましょう。
2007年に、年齢を制限した採用が禁止になりまた。そのため、求人広告においても「35歳未満」などの表記をする事は出来ません。このようなルールが作られた理由は、応募条件に年齢制限がある事で、中高年の転職などが難しくなっていたからです。
しかしこのルールは、法律上年齢制限が設けられている職種や、合理的な理由により例外的に年齢制限が認められる職種もあります。例えば、政治家では衆議院が満25歳以上、参議院が満30歳以上でなければ被選挙権の資格がありません。また、プロ野球選手や力士などのスポーツ選手にも年齢制限が設定されています。
当然ながら誇大表現や、虚偽の内容の求人広告も出してはいけません。例えば、給料の金額を実際よりも高い金額で書いてしまうと採用された方とトラブルになるのは目に見えています。そのため、誇大表現や虚偽内容の求人広告を出すと法律により罰せられます。
また、このような求人を掲載してしまうと、企業のイメージが悪くなり業績悪化にも繋がるので、事実のみを書く事が大切です。